英文法は単純暗記ではない Part2
皆さんこんにちは!
今回の記事は、前回の記事「英文法は単純暗記ではない」のPart2となります!
前回の記事をまだ読んでいないという方は先にPart1を読んでみてください!
↓ 前回の記事 ↓
それでは、今回の話を始めていきましょう!
2. 否定文・疑問文の形はbe動詞型と一般動詞型だけ覚えればよい
過去形や現在進行形、現在完了形、受動態、助動詞がある場合
否定文と疑問文の作り方は様々な場面で出てきたと思います
たくさんありすぎて混乱するという方も多いのではないでしょうか?
しかし、これさえ覚えてしまえばもう混乱することはないでしょう
否定文・疑問文の形はbe動詞型と一般動詞型しかない
どういうことかって?
それでは、be動詞型と一般動詞型、それぞれの特徴を見ていきましょう!
2.1 be動詞型
be動詞型とはその名の通り、be動詞を用いる場合の否定文と疑問文の作り方です!
それぞれの作り方は次の通りでしたね!
否定文
肯定文:This is my pen.
否定文:This is not my pen.
be動詞の後にnotを入れる
疑問文
肯定文:This is your pen.
疑問文:Is this your pen? ー Yes, it is. / No, it is not.
be動詞を先頭に持ってくる
Yesで答えるときは、Yes, 主語+be動詞.
Noで答えるときは、No, 主語+be動詞+not.
be動詞が入っていれば全てこの形
実はbe動詞を使う文の否定文や疑問文は全てこの形となります!
例えば、現在進行形の文章(be動詞+現在分詞)
肯定文:I am writing a letter now.
否定文:I am not writing a letter now.
疑問文:Are you writing a letter now? ー Yes, I am. / No, I am not.
受動態の文章(be動詞+過去分詞)
肯定文:The building was built in 2012.
否定文:The building was not built in 2012.
疑問文:Was the building built in 2012? ー Yes, it was. / No, it was not.
こんな感じですね!
未来の予定を表すbe going toなんかも同じように考えることができます!
助動詞を使う場合もbe動詞型
助動詞を使う場合もこの類に入ります!
例えば、willを用いた未来形の文章
肯定文:I will go to Tokyo tomorrow.
否定文:I will not go to Tokyo tomorrow.
疑問文:Will you go to Tokyo tomorrow? ー Yes, I will. / No, I will not.
考え方としては、
助動詞がbe動詞の代わりをしている
といったイメージですね!
また、これと近い考え方として、完了形で用いるhaveがあります!
現在完了形(have+過去分詞)の文章を見てみましょう!
肯定文:I have lived in Chiba for three years.
否定文:I have not lived in Chiba for three years.
疑問文:Have you lived in Chiba for three years? ーYes, I have. / No, I have not.
助動詞の後ろは動詞の原形なのに対し、haveの後ろは過去分詞という点は異なりますが、形としては同じになります!
実は、この完了形で用いるhaveなのですが、辞書を引いてみると助動詞だと定義されています!
助動詞を用いる場合と同じ形式となるのはこういう理由だと思ってもいいですね!
2.2 一般動詞型
次は、一般動詞を用いる場合について見ていきましょう!
否定文
肯定文:I study English every day.
否定文:I do not study English every day.
一般動詞の前にdo not(don't)を入れる
疑問文
肯定文:I study English every day.
疑問文:Do you study English every day? ー Yes, I do. / No, I do not.
先頭にdoをつける
Yesで答えるときは、Yes, 主語+do.
Noで答えるときは、No, 主語+do+not.
他の時制はdoの形が変化するだけ
一般動詞は、三人称単数現在形では s または es をつける、過去時制では、過去形を使うといった特徴がありますが、覚えることは2つだけです!
三単現ではdo→does 過去時制ではdo→did になるだけ
否定文・疑問文では動詞は原形になる
例としては、
肯定文:He plays the piano on Sundays.
否定文:He does not play the piano on Sundays.
疑問文:Does he play the piano on Sundays. ー Yes, he does. / No, he does not.
といった感じですね!
2.3 一般動詞型は実はbe動詞型の仲間
ここからは少しレベルの高い話をします。
1つ目は、一般動詞型でなぜdoを使うのかという話です。
このdoは助動詞なのですが、この助動詞doを用いた表現でこんなものがあります!
「動詞の前に助動詞doを入れると動詞が表す意味を強調することができる」
こんな感じですね!
I do like this cake. 「私は本当にこのケーキが好きです。」
三人称単数現在形や過去時制の場合は、次のようになります。
He does like this cake. 「彼は本当にこのケーキが好きです。」
I did call him. 「私はしっかりと彼に電話しました。」
助動詞doの後なので、動詞は原形となっていますね!
それでは、2.2で扱った文章にあえてdoをつけて比較するとどうでしょうか
肯定文:I do study English every day.
否定文:I do not study English every day.
疑問文:Do you study English every day? ー Yes, I do. / No, I do not.
助動詞を使う場合の形式と同じになっていますよね!
なので、
一般動詞型もbe動詞型の仲間、
つまり広い視点で見れば、否定文・疑問文の作り方は1通りしかない
と言えるわけなのです!
2.4 疑問文に対する応答文は省略された形
2つ目は、応答文についてです。
最初に紹介した文章を見てみましょう。
肯定文:This is your pen.
疑問文:Is this your pen? ー Yes, it is. / No, it is not.
他の文章でも同じなのですが、応答文では、
Yesのときは (主語)+be動詞 で終わりなのに対し、
Noのときは (主語)+be動詞 の後ろにnotがつく。
という特徴があります。
Noで応答する問題でうっかりnotをつけ忘れてしまうというミスをする方も多いのではないでしょうか?
そんな応答文ですが、Noのとき後ろにnotがつく理由は、
応答文が省略された形だから
です!
では、正確な形はというと次のような形です!
Is this your pen?
ー Yes, it is my pen.
ー No, it is not my pen.
この通り、
Yesの文は肯定文なのに対しNoの文は否定文なのです!
一般動詞の場合でも同じことが言えます。
Do you study English every day?
ー Yes, I do study English every day.
ー No, I do not study English every day.
英語には、前文と同じ内容やわざわざ言わなくてもわかる内容は省略するという性質があります。
日本語にもありますよね?
「毎日英語勉強してるの?」と聞かれたら、「うん、してるよ。」と返答するでしょう
これは、わざわざ「うん、毎日英語勉強してるよ。」と言わなくても、「してるよ。」だけで意味が伝わるからですよね!
このように、応答文が省略された文だと思っておけば、Noのときにnotをつけ忘れるといったミスも減るのではないでしょうか!
また、長くなってしまったので今回はここまでとします!
次回こそ最終回とします!
それではまた次の記事で!