一人暮らし大学生のつぶやき

とある大学生が適当なことを書いてるだけのブログです笑

英文法は単純暗記ではない Part1

皆さんこんにちは!
この記事をクリックしてくれた皆さんはおそらくこんなことを思っているのではないでしょうか?

英文法って覚えること多すぎてわけわからない

長文読解に取り組んでみても文の構造がわからないから内容が頭に入ってこない

確かに高校で習う英文法ってとにかく量が多いですよね。
まず、大量にある英文法を1つ1つ覚えなきゃいけない。
頑張って覚えたとしても、似たようなものが多くてごちゃごちゃになる。
実際に長文を読んでみると、どの文法が使われているのかがわからなくて、文章全体で何が伝えたいのかがわからない。

 

僕もそうでした。
中学までは定期テストで常に90点前後だったのに、高校に入った途端に覚える量が多すぎて挫折
最初の定期考査は33点でまさかの赤点、模試でも50点にすら届かないという結果
そんな僕ですが、高校3年間怖い先生方に怯えながら努力してセンター試験は正答率88% 文法問題は満点
大学入学後は塾講師のアルバイトで2年間英語を教え続けていますが、その中で気づいたことがあります。

「英文法って全てつながっているんだな、単純暗記じゃないんだな」

つまり、

英文法をマスターしたければ基本の内容に全てを結びつけよ

ということです!
改めて思うのは、高校時代にこの考えを持っておきたかったなってことです(笑)
今回は具体例を用いながら、基本の内容とそれへの結び付け方を解説していきたいと思います!

 

 

1. 英語の基本は品詞と5文型

では、まず基本の内容とは何かをお伝えしましょう!
それは見出しにもある通り、

品詞と5文型

です!
品詞は、名詞、動詞、形容詞、副詞とかのことですね!
5文型は、主語(S)、動詞(V)、目的語(O)、補語(C)の5通りの組み合わせ方、
すなわち、SV、SVC、SVO、SVOO、SVOCのことですね!

 

1.1 品詞

まず品詞についてですが、主な品詞の特徴をまとめるとこんな感じになります!

・名詞(noun)
人やものの名称を表す。主語、目的語、補語になる。(代名詞(pronoun)も同じ)

・動詞(verb)
人やものの状態や動作を表す。単独で存在できる自動詞(intransitive verb)と後ろに目的語を伴う他動詞(transitive verb)がある。

・形容詞(adjuctive)
名詞を修飾する役割(限定用法)と主語の状態を説明する役割(叙述用法)がある。
叙述用法の形容詞は補語となる。

・副詞(adverb)
名詞以外の品詞(動詞や形容詞など)を修飾する。
副詞がなくても文章は成り立つ

・助動詞(auxiliary verb)
「~できる」、「~かもしれない」など、動詞に意味を加える。
必ず動詞の直前に付き、後ろの動詞は原形となる。

・前置詞(preposition)
名詞の前に付いて、前置詞句と呼ばれるまとまりを作る。
前置詞句は句全体で形容詞や副詞の役割を果たす。

・接続詞(conjunction)
後ろにS+Vを含む文を伴って、節と呼ばれるまとまりを作る。
節は節全体で名詞や副詞の役割を果たす。

 

1.2 5文型

次に、5文型についてまとめましょう!
まずは最もよく出てくる、SVCとSVOについてです。

SVC(第2文型)

(主語)+(動詞)+(補語)で構成される文。
補語(C)は主語の特徴や状態を述べるものであり、名詞または形容詞が入る。

最も代表的なのはbe動詞を用いる場合

He is a teacher. (彼は先生です。)

He is fine. (彼は元気です。)

状態を表す自動詞を用いることもできる

You look fine. (あなたは元気そうですね。)

I feel thirsty. (私は喉が渇いています。)

 

SVO(第3文型)

(主語)+(動詞)+(目的語)で構成される文。
目的語(O)は動詞の対象となるものであり、名詞が入る。
動詞として取り得るのは他動詞のみ

I like baseball. (私は野球が好きである。)

He knows this book. (彼はこの本を知っている。)

 

SVC(第2文型)とSVO(第3文型)の違い

これら2つの最も大きな違いはこれです!

第2文型はS=Cだが、第3文型S≠Oである

「どういうこと?」と思う方も多いと思いますが、簡単に言うと、
動詞の前後を見たときにこれら2つの間にbe動詞を入れて文が成り立つかということです!

You look fine. という文章の前後、Youとfineの間にbe動詞を入れると、
You are fine.
となります。これはしっかり文になっていますね!

これに対し、I like baseball. という分の前後、Iとbaseballの間にbe動詞を入れると、
I am baseball.
となって、文としておかしいということがわかりますね!

小学生がよく言う、「先生、トイレ!」に対する、「先生はトイレじゃありません」の返答みたいな感じですよね(笑)
「先生、トイレ!(先生、トイレに行きたいです)」を英語にすると、
Teather, I want to go to toilet.
これは他動詞wantの後ろのto不定詞句が目的語の役割を果たしているのでSVOの文章です!

 

次に、SVについてみてみましょう!

SV(第1文型)

(主語)+(動詞)で構成される文。
後ろに副詞句を伴うものが多い。動詞として取り得るのは自動詞のみ。
意外と間違いやすい第1文型ですが、例としてはこんな文が挙げられます。

I go to school. (私は学校へ行く。)

この文章の構成は次の通りです。
I 主語
go 動詞
to school 副詞句(場所を表す)

「副詞句は文の構成要素としては無視する」というのがルールのため、これはSとVのみで構成された文と言えます!

 

SV(第1文型)とSVO(第3文型)の違い

I go to school. (私は学校へ行く。)

I like baseball. (私は野球が好きである。)

この2つの文、日本語だと文の構造が似ているため英語でも同じ構造だと思われがちですが、英語ではまったくの別物です。
上は第1文型SV、下は第3文型SVOなのですから。
では、この2つの最大の違いとは何でしょうか?
それは、

go「行く」は自動詞、like「~を好む」は他動詞

だということです!
自動詞の後ろに対象を表す語句を置く場合は必ず前置詞を伴う
という特徴がありますね!
live in Tokyo look at this pen
などです!
先程、前置詞+名詞のまとまり、すなわち前置詞句は形容詞または副詞の働きをすると述べましたが、もちろんこれにも適用されます。
つまり、

自動詞の後ろの前置詞句は副詞句となる

ということですね!
自動詞の後ろの前置詞句も他動詞の後ろの目的語も、「動詞の対象となるものを表す」という点では同じですが、文構造は全く違うので注意が必要です!

 

 次に、SVOOとSVOCについて見てみましょう!

SVOO(第4文型)

(主語)+(動詞)+(間接目的語)+(直接目的語)で構成される文。
間接目的語には「誰に」を表す語句(人)、直接目的語には「何を」を表す語句(もの)が入る。
例としては、こんな文が挙げられます。

I gave him a watch. (私は彼に腕時計をあげた。)

My mother made me lunch. (私の母は私に昼食を作ってくれた。)

 

SVOC(第5文型)

(主語)+(動詞)+(目的語)+(補語)で構成される文。
O(目的語)とC(補語)の間に「=」の関係が成り立つ。
例としては、こんな文が挙げられます。

I call him Ken. (私は彼をケンと呼ぶ。)

My mother made me sad. (私の母は私を悲しませた。)

SVC(第2文型)のときと同じように、補語には名詞を入れることも形容詞を入れることもできます!
2つの文に共通しているのは、どちらも、

He is Ken. I was sad.

というように、O=Cの関係(OとCの間にbe動詞を入れて文が成り立つ)が成り立っているということです!

 

1.3 品詞と5文型に注目すれば複雑な文法でも理解できる

これらをしっかり理解していれば、複雑な文法でも簡単に考えることができます!
例えば次の文章はどうでしょうか?

To win the game is not easy.

まず、この文のSとVに注目してみましょう!
パッと見でわかるのはVですね!
もちろんbe動詞のisがVです!
ではSはというと、Vの前にあるまとまり全てがSです!
つまり、

To win the game

がSとなっていることがわかりますね!
主語になれるのは名詞のまとまりのみなので、このTo不定詞が名詞的用法「~すること」であることがわかります!
またisの後ろが形容詞なので、この文章がSVCの構造であることもわかりますね!
これらのことから、この文章は次のように訳せます!

「その試合に勝つことは容易ではない。」

 

次はこんな文章を見てみましょう

I come to my hometown to meet my parents.

これもTo不定詞の文章ですが、このTo不定詞の働きは何でしょうか?
この文章の構造を最初から見てみるとこんな感じです

I 主語(S)
come 動詞(V)
to my hometown 副詞句(対象の場所を表す)

このように不定詞の前まででSV(第1文型)の文章が成り立っています。
つまり、このTo不定詞は付け加えただけのものとなるので、副詞句です!
すなわち、副詞的用法「~するために」ということになるため、日本語訳は次のようになります!

「私は両親に会うために故郷に来た。」

 

次はこんな文章を見てみましょう

He kept the window closed at night.

keptとclosed 動詞になれそうなものが2種類ありますね
しかも両方過去形ということで少し迷ってしまいそうなこの文章
しかし、文の構造をしっかり見れば問題ありません!
ここで、1つ覚えておくとよい知識をお伝えします!

現在分詞や過去分詞は形容詞とみなせばよい

この考えを使うと、closedを形容詞として考えることができ、補語Cに当てはめることができます!
そうすると、
He 主語(S)
kept 動詞(V)
the window 目的語(O)
closed 補語(C)
at night 副詞句(時を表す)
となり、この文がSVOC(第5文型)だと考えることができます!
確認として、目的語(O)と補語(C)の関係を見ると、

The window is closed at night.

と文として成り立っているので、SVOCで間違いないでしょう!
第5文型でのkeepは、「OをCの状態にしておく(意図的に)」という意味があるので、日本語訳は次のようになります!

「彼は夜、窓を閉めたままにしておいた。」

このまま書き続けるとあまりにも長くなってしまうため、今回はここまでとします。
続きはまた次回の記事で!

 

最後に

更新が遅くなってしまい本当に申し訳ありません。
慣れない英語の解説の記事に戸惑ってしまい、期限通りに書き終えることができませんでした。
次回は必ず日曜の21時に投稿しますので、今後とも応援よろしくお願いします。