一人暮らし大学生のつぶやき

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英文法は単純暗記ではない Part3

皆さんこんにちは!
今回の記事は、これまで2回続けてきた「英文法は単純暗記ではない」シリーズのPart3です!
前回までの記事をまだ読んでいないという方はこちらからどうぞ!

 

hori120123.hatenablog.com

 

hori120123.hatenablog.com

 

それでは今回の話を始めていきましょう!

3. 句や節は1つのまとまりとして考える

長文読解に取り組むとき、
いざ読んでみようと思っても文の構造がわからず内容が頭に入ってこない。
このようなことを思っている方は多いでしょう。
そんなとき考えるべきは、英文法の基本、品詞と5文型です。
これについてはPart1でお話しましたが、実はもう1つ大事なものがあります。
それが、

句と節

です!
これらは、1つのまとまりで名詞や形容詞、副詞などの働きをするものであり、
句→(主語)+(動詞)を含まない
節→(主語)+(動詞)を含む(1つの文とみなすことができる)
といった特徴があります!
例を挙げるなら、

I don't know how to use this machine. 
「私はどのようにこの機械を使えばよいかわかりません。」

この文章のhowから後ろの部分は、(疑問詞)+(to不定詞)という1つのまとまりがknowの目的語、つまり名詞の働きをしている名詞句と言えます!
また、

I don't know where he lives.
「私は彼がどこに住んでいるのかわかりません。」

この文章のwhereから後ろの部分は、間接疑問文という1つの文がknowの目的語、すなわち名詞の働きをしている名詞節と言えます!
では、これらに関して詳しく見ていきましょう!

 

3.1 句

まずは句についてです!
句には、名詞句、形容詞句、副詞句の3種類があり、それぞれ1つのまとまりで名詞、形容詞、副詞の働きをします!

・名詞句

名詞は主語や補語、目的語となって、基本の5文型を構成するもの
そのため名詞句には、1つのまとまりで主語や補語、目的語になるという役割があります!
名詞句を用いた文章にはこんなものがあります!

Her wish is to travel around the world.
「彼女の望みは世界中を旅行することである。」

I enjoyed singing songs with my friends.
「私は友達と一緒に歌を歌うことを楽しんだ。」

1つ目の文章はto不定詞の名詞句が全体で補語となって、SVCの文章
2つ目の文章は動名詞の名詞句が全体で目的語となって、SVOの文章
となっていることがわかりますね!
このように、名詞句は句全体で名詞の役割を果たすものと考えておきましょう!

 

・形容詞句

形容詞は名詞を修飾するもの
そのため形容詞句には、1つのまとまりで直前の名詞を修飾するという役割があります!
形容詞句を用いた文章としてはこんなものがあります!

I have a lot of work to do today.
「私には今日やるべき仕事がたくさんある。」

Do you have a room facing the sea?

「海に面している部屋はありますか?」

1つ目の文章はto不定詞の形容詞句が直前の名詞workを修飾
2つ目の文章は分詞の形容詞句が直前の名詞a roomを修飾
しているということがわかりますね!

 

また、to不定詞や分詞など特別な文法を使っていない形容詞句もあります!

Look at the cat on the roof.
「屋根の上にいる猫を見て。」

こちらの文章も、on the roofという場所を表す語句のまとまりが直前の名詞the catを修飾していますね!
このように、形容詞句は句全体で形容詞の役割を果たし、直前の名詞を修飾するものと考えておきましょう!

 

・副詞句

副詞は動詞や形容詞などを修飾して、補足情報を与えるもの
そのため副詞句には、1つのまとまりで文に補足情報を与えるという役割があります!
副詞句を用いた文章としてはこんなものがあります!

She went to the bookstore to buy some magazines.
「彼女は雑誌を買うために書店へ行った。」

I am writing this article, listening to music.
「私は音楽を聴きながらこの記事を書いている。」

1つ目の文章はto不定詞の副詞句が「目的」という補足情報を与えている
2つ目の文章は分詞構文が「付帯状況」という補足情報を与えている
と考えられますね!
あ、ちなみに2つ目の文は今この記事を書いている僕の状況です(笑)

 

副詞句にも特別な文法を使っていないものがあります!

I have to go to the station in the morning.
「私は午前中に駅へ行かなければならない」

すごくシンプルな文章ですが、to the stationが「場所」in the morningが「時」という補足情報を与えています!
whereやwhenが疑問副詞と呼ばれているくらいなので、「場所」や「時」を表す語句は副詞句になりますね!
このように、副詞句は句全体で副詞の役割を果たし、補足情報を与えるものだと考えておきましょう!

 

3.2 節

次は節についてです!
節にも句と同様に、名詞節、形容詞節、副詞節の3種類があり、それぞれS+Vを含む1つの文で名詞、形容詞、副詞の働きをします!

 

・名詞節

名詞節は名詞句と同じように、1つのまとまりで主語や補語、目的語になるものと考えておけば大丈夫です!
例としてこんな文章があります!

I think that this problem is not difficult.
「私はこの問題は難しくないと思う。」

He told me that he had passed the exam.
「彼は私に試験に合格したと伝えた。」

What she said to me was shocking.
「彼女が私に言ったことは衝撃的だった。」

1つ目の文章はthat節が節全体で目的語となっているSVOの文章
2つ目の文章はthat節が節全体で直接目的語となっているSVOO文章
と言えますね!
「~ということ」という意味で用いるthat節は名詞節と捉えていいでしょう!
また、3つ目の文章は関係詞whatが作る節が全体で主語となっているSVCの文章です!
関係詞whatは元々「the thing which~」であり、関係代名詞whichの節が名詞the thingを修飾したもの、つまり、関係詞whatは名詞のまとまりと考えていいので、これも名詞節になります!
これ以外にも、関節疑問文なんかも名詞節となります!

 

・形容詞節

形容詞節は形容詞句と同じように、1つのまとまりで直前の名詞を修飾するものと考えておけば大丈夫です!
例としてこんな文章があります!

I found the book which you wanted to read.
「私はあなたが読みたがっていた本を見つけた。」

The room where we stayed was comfortable.
「私たちが滞在していた部屋は快適だった。」

主に、関係代名詞や関係副詞ですね!
1つ目の文章は関係代名詞whichが作る節が全体でthe bookという名詞を修飾
2つ目の文章は関係副詞whereが作る節が全体でthe roomという名詞を修飾
していると考えることができます!

 

・関係代名詞thatと同格のthat

ここで1つ注意すべきことは、この2つの文の違いです。

This is the best restaurant that I know.
「ここは私が知っている中で最も良いレストランである。」

I don't believe the rumor that there is a ghost in this school.
「私はこの学校に幽霊がいるという噂を信じない。」

1つ目の文章は関係代名詞that、2つ目の文章は同格のthatを用いた文章です。
この2つの見分け方は、

直前の名詞とthat節の内容が一致しているかどうか

ですね!
1つ目の関係代名詞の方は一致しない、2つ目の同格の方は一致するといった感じです!
では、このことからどんなことが言えるのかというと、

関係代名詞thatは形容詞節を作るのに対し同格のthatは名詞節を作る

ということです!
1つ目の文章はthat節が直前の名詞the best restaurantを修飾している
2つ目の文章はthat節と直前の名詞the rumor(目的語)の内容が一致、すなわち、that節は補語の役割をしており、「O=C」となるSVOCの文章
と考えることができるわけです!
この2種類は見分けるのが難しいので注意しましょう!

 

・副詞節

副詞節は副詞句と同じように、1つのまとまりで文に補足情報を与えるものと考えておけば大丈夫です!
例としてこんな文章があります!

My mother was cooking dinner when I came home.
「私が帰宅したとき、私の母は夕食を作っていた。」

Wherever you go, I'll go with you.
「あなたがどこへ行こうとも、私はあなたと一緒に行く。」

1つ目の文章は接続詞whenを使った文章ですが、これが「時」の補足情報を与えている
2つ目の文章は複合関係詞whereverを使った文章ですが、これが「譲歩」の意味を追加で与えている
と考えられます!
他にも、while, since, if, althoughなどの接続詞も副詞節を作るものと考えることができますね!

 

まとめ

これまで3回にわたって英文法の考え方について紹介してきました。
今回お伝えしたことをまとめましょう!

1. 英語の基本は品詞と5文型
2. 否定文・疑問文の形はbe動詞型と一般動詞型だけ覚えればよい
3. 句や節は1つのまとまりとして考える

いかがでしたでしょうか?
今回紹介したような考え方をすれば、英文法を単純暗記する必要はないですよね!
少しでも役に立ったと思ってくれる方がいれば嬉しい限りです!
今後も英文法に関する記事はいくつか書いていきたいなと思っているので、ご期待ください!
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました!
ではまた次の記事で!